縦書きできるフリーのテキストエディタとして「TATEditor」というツールがあります。
このツールは、デスクトップ版 (Windows / macOS / Ubuntu) 、アプリ版(iOS、Android)、Web版とあり様々な媒体から利用することができます。
また作成したテキストは同期することも可能なので、自宅ではWeb版を利用し外出時にはアプリ版を利用するといったことも可能です。
ただし、それぞれ機能の制限があるものがありますので、以下にそれぞれどのようなことが可能かをまとめます。
Web | iOS | Android | デスクトップ | |
アカウント同期機能
|
あり | あり | あり | |
縦書き編集 | あり | あり | あり | |
横書き編集
|
あり | あり | ||
テキスト保存履歴 | あり | |||
PDF作成 | あり | あり | あり | |
ルビの表示
|
あり | あり | あり | |
印刷レイアウトで編集 | あり | あり | ||
メモ機能 | あり | あり |
こうしてみると、それぞれできること、できないことが結構分かれていますね。
使いたい用途に合わせて、切り替えていくのがよさそうです。
インストール方法
デスクトップ版はこちらから
Web版はこちらのサイトになります。
アカウント同期機能について
アプリやWeb版で作成したテキストを同期させるためには、Apple、Google、Microsoftのいずれかのアカウントを利用し、同期することができます。
自分の持っているアカウントでログインするようにしましょう。
TATEditorの基本的な考え方
「TATEditor」では、プロジェクトとテキストという概念が存在しています。
テキストは、言わずもがな、自分が作成した文章を指しています。
ユーザはテキストにタイトルを付け、小説なりレポートなりを記載することができます。
プロジェクトは、テキストの集合体を指しています。
つまり、プロジェクトという大きな枠の中にテキストが複数含まれているという構図になります。
小説で例を挙げてみると、プロジェクトに小説のタイトルを付け、テキストに各章ごとにばらして書くことができるという仕様になっています。
Web版の特徴や使い方
Web版は、他のアプリやデスクトップ版と比べ一番機能が少ないものです。
縦書きで入力することはできません。
その代わり、テキスト保存履歴を保持してくれます。
各テキストに何文字入力されているのかを確認することができたり、テキストファイルをインポートする機能もついています。

TATEditorの売りである縦書きはできませんが、非常にシンプルな画面で直感的に操作しやすかったです。
小説を執筆するだけであればWeb版でも十分に使えます
アプリ版の特徴や使い方
縦書き入力
アプリ版では縦書き入力が可能です。
手動保存or自動保存
書いたテキストをいちいち手動で保存するのは面倒ですよね。
アプリ版では、手動による保存か自動保存かを選択し設定することができます。
これは便利ですね。
PDF化
書いたテキストをPDF化することもできます。
メモ機能
todoであったり、ちょっとした下書きなんかに使える機能ですね。
どこの画面からでもメモ画面は開くことができますので重宝されるでしょう。
細かいフォント設定
個人的に一番嬉しい機能だと感じたのが、このフォント設定機能。
フォント、文字サイズ、行間隔など、文章を書いていく上でこだわりたい所を細かく設定できるのは好感度が高いです。

Web版と比べると痒い所に手が届く機能がいくつも用意されています。
アプリ版もなかなかいいですね
まとめ
自分の環境に応じてアプリ版かWeb版かを選択できるのはユーザとしてはありがたいですね。
どうやら今後もアップデートは発生するとのことですので、また更新がありましたらこちらの記事も更新していこうと思います。
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